ストキャスティクス
ストキャスティクスは、%K、%Dの2つの指標を使って相場の買われすぎ、売られすぎを判断するオシレーター系の指標です。
ストキャスティクスの見方
ストキャスティクスは、相場の売られすぎ買われすぎを0〜100%の数値で表示するという点で視覚的にもRSIと似ていますが、異なる点はストキャスティクスにはラインが2本あるところです。
上の図では75%以上を買われずぎ、25%以下は売られ過ぎを表しています(グレー色のゾーン)。売買のポイントとしては赤色の%Kが青色の%Dを下から上に突き抜けた時が買いのシグナル(ゴールデンクロス)、その逆(デッドクロス)が売りシグナルです。また、売買サインの信頼度を高くするために、買われずぎのゾーンを85%以上、売られずぎのゾーンを15%以下に設定するなど自分なりの工夫することが大切です。
そして上図をよく見るとわかるのですが、レンジ相場での逆張りで最大威力を発揮するチャートだということがわかります。ストキャスティックスを使用する際の戦略としては、レンジ相場をきっちりと捉えながらも、レンジブレイクで途転し、トレンド追随に切り替えることが考えられます。
ストキャスティクスの計算方法は以下の通りです。今ではすべてシステム上で計算し、チャート上で表してくれるので覚える必要はありませんが、どのように数値として成り立っているのか興味のある方は見ておきましょう。
C : 当日の終値
H : 過去n日間の最高値
L : 過去n日間の最安値
例えば、ドル円相場が5日間に 105.00から 110.00のレンジ相場で、直近の終値が108.50だった場合、この時のストキャスティックスは、
(108.50-105.00)÷(110.00-105.00) X 100 = 70
です。
%kを移動平均化したもので変動をなめらかにしたものが「%D」ですが、よく使用されるのが3日間のもので、この時のストキャスティックスは、
%D = h3÷L3 X 100
です。
%Dをさらに移動平均化したSDは、以下の計算で求めます。
SD = %Dのm'日間の移動平均
一般的に、n には「9」、m には「3」、m' には「3」を入力します。
ストキャスティクスの特性を検証する
ストキャスティクスは、「ファスト・ストキャスティクス」と「スロー・ストキャスティクス」の2種類のストキャスティクスがありますスロー・ストキャスティックスは、ファスト・ストキャスティックスよりも遅れてシグナルを出す特徴があり、比較的緩やかな曲線を形成します。
頻繁に売買する方は「ファースト・ストキャスティクス」を使うほうが効果的だと思いますが、その分、だましも多くなります。トレード手法とリスク管理を考えながらストキャスティクスの種類も使い分けることも大切です。
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