スリッページ発生率の低い業者はココだ!

エントリー価格と決済価格の差が自分の儲けとなるため、チャート画面を見ながら少しでも安く買う、あるいは少しでも高く売るタイミングを探る努力が欠かせません。

その際にトレーダーを悩ませるのが、「スリッページ」の問題です。

スリッページが発生すると、エントリー・決済の約定価格の計算が大きく狂い、当初見込んでいた利益が大幅に減ってしまう可能性があります。

少しでもFXの利益を増やしたい方にとって、スリッページの知識を習得することは極めて重要な作業です。

スリッページとは何か?
なぜスリッページが発生するのか?
スリッページが発生しにくい業者は?

FXトレーダーが気になる疑問を解説いたします!

スリッページとは

スリッページとは、英語で「ずれ、滑り」を意味する言葉で、FXでは注文価格と約定価格がずれることを指します。

取引画面上に表示されているBid・Askの提示レートはあくまで現在価格であり、実際に注文が市場で執行される際にはタイムラグによって全く異なるレートになっている可能性があることに留意しなければなりません。

スリッページは、価格よりも約定速度が優先される

  • 成行注文(ストリーミング注文)
  • 逆指値注文

で発注した際に発生します。

レートが乖離する週明け等の特殊な場合を除き、指値注文では原則スリッページは発生しません。

どんな時にスリッページが起こるのか?

スリッページが発生してしまう原因を簡潔にまとめると、投資家の注文がFX業者のシステム内で処理される前にレートが変動してしまうからに他なりません。

従って、雇用統計発表前後など値動きが激しい時間帯ほどスリッページが起こりやすいと言えます。

為替変動以外のスリッページの要因を探ると、主に以下の4つが挙げられます。

業者の情報処理能力

FX業者は、顧客の発注した膨大な量の注文を秒単位で処理し続けています。

処理性能の低いサーバを使用している業者の場合、注文が殺到すると処理待ち時間が生じてスリッページの原因になってしまいます。

業者のレート配信速度

トレーダーは、FX業者が提示している為替レートを目視しながら発注のタイミングを探っています。

しかし、レート更新速度があまりにも速すぎる業者の場合、どんなに反射神経の良い人でもクリックのタイミングが遅延してスリッページが発生します。

自身のインターネット環境

FXの発注・注文処理はインターネットを経由して行われます。

自分の利用しているパソコン・スマートフォン・タブレット等の端末の処理性能および回線速度が脆弱な場合、注文データがFX業者のシステムに届くまでに時間がかかってスリッページの原因になってしまいます。

業者のカバー先が少ない

FX業者は、顧客の注文をカバー先の金融機関に発注しています。カバー先が多いほどレート配信が増え、注文を迅速に約定させることができます。

しかし、カバー先が少ないFX業者の場合、十分な流動性を確保できないせいで約定までに時間がかかりスリッページの原因になってしまいます。

スリッページはコスト

スリッページには、トレーダーにとって

  • 「不利」な方向に滑るケース
  • 「有利」な方向に滑るケース

の2種類があります。

毎回有利な方向に滑ってくれれば最高ですが、残念ながらそれは稀なケース。ほとんどの場合、トレーダーにとって不利な方向に滑ってしまいます。

そして不利な方向に滑るスリッページはトレーダーにとってスプレッドの拡大に等しく、軽視できないトレードコストになってしまいます。

スリッページの具体例

不利な方向に滑るスリッページがトレーダーにとってどれほどのトレードコストになるか、実例を挙げて検証してみましょう。

・1ドル=100円の時にドル円を10万通貨購入。
・1ドル=101円になった時に成行注文で決済。
・スリッページが発生し、1ドル=100円90銭で約定してしまった。
⇒本来の利益は、10万通貨×(101-100)=10万円
 スリッページのせいで、10万通貨×(100.9-100)=9万円

なんと、1回の決済で1万円分もの余分なトレードコストが発生してしまったのです。スリッページ幅や取引通貨量によってはもっと多額の損失になる可能性もあります。

スリッページの許容範囲の設定

FXでは、注文の際に「スリッページの許容範囲」という数値を設定することができます。

その名の通り、自分が許可できるスリッページ幅を前もって設定しておく機能です。

万一スリッページが発生してしまった際に、そのズレ幅がこの許容範囲に収まっていれば約定し、許容範囲に収まっていなければ約定しなくなります。

いわば、スリッページ対策の保険的注文機能です。

スリッページ幅を設定することのメリット

スリッページの具体例で説明したように、取引数量が多い時に大きなスリッページが発生すると多額の損失に発展してしまいます。

その点、許容スリッページ幅を設定しておけば、とんでもないレートで約定して利益が激減してしまうリスクを軽減できるメリットがあります。

スリッページによるコスト増大を回避する上で、ぜひ活用したいサービスと言えるでしょう。

許容範囲の設定はどれくらいの値がベストか?

スリッページを防げるなら許容スリッページ幅を常に0にすれば良いのではないかと思う方がいるかもしれませんが、事はそう単純ではありません。

スリッページの許容範囲を0にすると、ほんのわずかでもレートがずれた際に約定しなくなるため、絶好のエントリー・決済タイミングを逃してしまう可能性があるからです。

基本的には

「価格」重視:許容範囲を狭く
「約定」重視:許容範囲を広げる

のような戦略が重要です。

0~0.3pips程度 1pipsの差が命取りになるスキャルピングの場合
1~5pips程度 スリッページを割り切ってでも今すぐ約定させたい場合
許容スリッページ幅に「正解」はありません。最終的には、自分が納得できる許容範囲を自分の判断で決定してください。

許容スリッページが無効の場合も

許容スリッページ設定は非常に便利な発注機能ですが、毎回必ず利用できるわけではありません。発注方法によっては、設定自体が不可能な場合もあります。

それは、「逆指値注文」です。

損切り時に活用される逆指値注文は、トレーダーの指定した価格になった際に成行注文を発動させる特殊なサービスであり、残念ながら前もって許容スリッページ幅を設定しておくことが出来ません。

許容スリッページ幅を設定したい時は、成行注文(ストリーミング注文)など対応している注文を選択する必要があります。

損切時の注意

「許容スリッページを設定できないなら逆指値注文を使う意味がないじゃないか」と思う方がいるかもしれません。しかし、その考えは早計です。

そもそも損切りとは、あくまで損失を限定するために行う注文です。利益確定の指値注文のように決済結果を具体的に指定する類のものではありません。

損切りは、投資家心理を悪化させるような

  • 要人発言
  • テロ
  • 自然災害

など、突発的な事態によって起こりうる相場の急変に備えるための保険です。

中途半端なタイミングでセットすると安値で約定してしまう可能性が高いため、相場状況をよく考えながら損切りを設定することが肝心です。

注意!約定率とスリッページ発生率はイコールではない

FXトレードにおいて、「自分の意図するレートで取引できる環境」は非常に重要なポイントです。

多くのFX業者はそのバロメーターとして、顧客の注文が所定の時間内に約定される確率を示す「約定率」という数値を提示しています。

約定率が高い業者ほど約定拒否が少ないため、安心して取引できる理想的な会社であるかのように思えます。

しかし、約定率とスリッページ発生率は必ずしも相関しません。

約定率が高くてスリッページ発生率も低い良心的なケースもあれば、約定率が高い割にスリッページ発生率まで高い厄介なケースも存在します。

約定率だけ見て取引環境の精度を判断するのは早計だという事を肝に銘じておきましょう。

約定力・約定力について知りたい!人はコチラ

デイトレ、スキャルの場合スリッページは重要。

数時間~数秒のスパンで取引を繰り返すデイトレ・スキャルピングの場合、スリッページは死活問題です。

1回あたりの利ザヤは数pips程度を狙うので、10pipsもスリッページされたらせっかくの利益が損失に転落してしまう可能性すらあります。

短期取引派の方は、スリッページしにくいFX業者探しに大いに尽力する必要があります。

スイングトレード、長期トレードの場合の重要度は?

数日~数か月の長期的スパンで取引する場合、1回あたりの利ザヤは100pipsを超えることも珍しくありません。

数pips程度のスリッページはそれほど問題になりませんが、取引量が多いとわずかなスリッページで数千円~数万円のコスト増になってしまう可能性があります。

長期取引派の方にとっても、スリッページは出来るだけ解消したい問題と言えるでしょう。

スリッページが発生しにくい業者を紹介

ヒロセ通商

スリッページ発生状況
スリッページ発生数 不利スリッページ回数 有利スリッページ回数 スリッページ発生率
1401回発注中
135回(77回+58回)
70回(36+34) 65回(41+24) 9.6%

ヒロセ通商がLION FXにて約定率やスリッページ発生率を調べる実験を行ったところ、以下のような結果が得られました。

3日間に渡ってドル円取引を計約700回行う中で発生したスリッページの回数は、およそ50~80回程度。1回あたりおよそ10%前後の確率でスリッページが発生しており、有利な方向にすべる可能性と不利な方向にすべる可能性はほぼ半々です。

理論上のスプレッドは0.3pipsですが、スリッページを考慮すると実質スプレッドは0.299とむしろ狭くなっていることが分かります。

ヒロセ通商のスリッページは、トレードコストというよりトレーダーにとって恩恵になるようです。非常に使い勝手の良い取引環境と言えるでしょう。

マネーパートナーズ

スリッページ発生率 約定拒否発生数 約定率
0.0% 0 100.0%

マネーパートナーズがパートナーズFXにて約定拒否発生数やスリッページ発生率を調べる実験を行ったところ、以下のような結果が得られました。

ストリーミング注文で200回取引を繰り返したところ、なんと約定拒否発生数・スリッページ発生数ともに0!100%自分の意図したレートでの取引に成功しました。

株式会社矢野経済研究所が実施した「主要FX会社7社におけるFXサービスパフォーマンステスト」において、マネーパートナーズは唯一「スリッページ発生率0%」、「約定拒否発生数0件」を達成し、すべらない約定率第1位を獲得しました。

しかもマネーパートナーズは、9年連続でこの約定力No.1の成績を維持しています。

トレーダーにとって、安心して取引できるFX業者と言えるでしょう。

サクソバンク証券

平均
スプレッド
買い 売り
スリッページ 実質取引コスト スリッページ 実質取引コスト
1.1銭 0.281銭 1.381銭 -0.005銭 1.095銭

矢野経済研究所がサクソバンク証券を含む大手FX業者4社を対象に指標発表前後における約定率・スリッページ発生率を調べたところ、以下のような結果が得られました。

指標発表30秒前から指標発表3分後・6分後までの間にストリーミング注文を150回程度繰り返した時、サクソバンク証券だけが唯一約定率100%を達成。

一方、サクソバンク証券の買いスリッページは4社の中で最も大きい0.281pipsであり、一見スリッページ発生によるコスト増が最もひどいFX会社であるかのように思えます。

しかし、理論上のスプレッドが1.1pipsと非常に狭いため、大きなスリッページが発生してもトータルの実質取引コストは4社中最小を保持しています。それは、買いだけでなく売り局面でも同様です。

指標発表前後は、短時間で大きな為替変動を期待できる絶好の取引タイミングです。

一般的なFX業者では、極端にスプレッドが拡大したり約定拒否が発生したりしてまともに取引できませんが、サクソバンク証券なら安心して指標取引が出来そうです。

FXプライムbyGMO

発注数 約定数 スリッページ
発生数
約定拒否
発生数
スリッページ
発生数率
約定率
200 200 0 0 0.0% 100.0%

矢野経済研究所がFXプライムbyGMOを含むFX業者6社を対象に「主要FX会社の約定率・スリッページ発生率調査」を行ったところ、以下のような結果が得られました。

流動性が高まる日本時間の20時~21時の時間帯でドル円を2日間に渡って200回取引した時、なんとFXプライムbyGMOだけが約定率100%かつスリッページ発生率0%を達成しました。

どのFX会社も約定拒否は0でしたが、スリッページは少なからず発生しています。FXプライムbyGMOの優れた約定力を証明するデータと言えるでしょう。

調査時期は2017年であり、必ずしも注文拒否およびスリッページが発生しないことを保証するものではありません。

とはいえ、取引環境の整備に日々尽力しているFXプライムbyGMOの取引システムの約定能力の高さが、第三者機関により高く評価されていることは注目に値します。

マネックス証券

発注数 スリッページ
発生数
スリッページ
発生数率
200 0 0.0%

矢野経済研究所がマネックス証券のFX PLUSを対象に約定率・スリッページ発生率を調べる実験を行ったところ、以下のような結果が得られました。

流動性が高まる日本時間の20時~21時の時間帯でドル円を2日間に渡ってストリーミング注文で700回取引した時、全ての注文において約定拒否やスリッページは皆無。全ての注文において提示レートで約定しました。

これにより、マネックス証券のFX PLUSの約定率は100%と計測されました。

この調査は2017年7月に続き2018年3月にも実施され、2回連続で約定拒否・スリッページ一切なしという結果が出たことは驚嘆に値します。

FX PLUSのストリーミング注文ではシステム設計の仕様上スリッページが一切起こり得ないという理論の証明と言えるでしょう。

まとめ

取引ルールの見直しには多大な時間がかかりますが、スリッページを軽減するだけでもそれまでより年間利益を数万円単位で増やせる可能性があります。

  • 注文価格と乖離した価格で約定する「スリッページ」という現象が起こる
  • スリッページはスプレッドの拡大に等しく、重いトレードコストになってしまう
  • 各FX業者が公表しているスリッページ発生率を比較する
  • 自分のトレードスタイルに合った取引環境を探すことが大切

FXの成績に伸び悩んでいる方は、まずスリッページ対策から始めてみてはいかがでしょうか。

06 6月 2018

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