QE継続でユーロ安の方向性は変わらず

久し振りにゆっくりとした週末を過ごし、そろそろ床に就こうかと思っていたら、中国人民銀行が20日から預金準備率を1%引き下げるニュースが飛び込んできました。

中国が預金準備率引き下げ、危機以降最大の下げ幅-景気刺激へ – Bloomberg
今回の措置により中国は、欧州中央銀行(ECB)や日銀などと同様に金融緩和を進める姿勢を強めた。李克強首相は先月、景気減速で雇用が打撃を受ければ介入すると公約しており、人民銀の周小川総裁は週末、同国には行動の余地があると発言した。準備率引き下げで約1兆2000億人民元(約23兆円)の資金が自由になる銀行各行は融資拡大が可能になり、中国の株式相場の上昇に拍車が掛かることもあり得る。

いつものことだと諦めてはいますが、先進国の政策金利に当たる預金準備率を日曜日に発表するとは、世界第二位のGDPを誇る経済大国がやっていいことなのでしょうか。

あまりにも身勝手な発表方法には疑義を挟まざるを得ません。愚痴はさておき、これで北京政府は株式バブルを延命する政策を選択したといえます(不動産業界は、終わっていますからねえ)。

これで、豪ドル/円の予想が難しくなりました。先週は中国や欧州の経済指標を受け、一時90円台半ばまで下落したものの、豪3月雇用統計の失業率が強かったため(市場予想6.3%に対し6.1%)、再度93円台まで値を戻し、92円台半ばで引ける展開となりました。

しかし、上記のニュースを受け、今週は上下どちらに向かうのか非常に難しい展開になると思いました。案の定、昨日は窓開けで一気に93円台に戻ったものの、日中から徐々に失速し、本日は91円台に突っ込む展開となっています。今週も週末に向かって、91.50~93.10辺りのレンジ相場といったところでしょうか。

次に、米ドル/円です。先週は13日の浜田内閣官房参与の発言や米経済指標の予想外に弱い結果を受け、118円台半ばまで下落してしまいました。

中国同様、浜田内閣官房参与っていつも余計なことを発言しますよね。「購買力平価からすると、今(120円)の水準はかなり円安」「105円くらいが妥当」って、テレビで言っちゃって大丈夫なのでしょうか。ブルームバーグでも出ていますね。

浜田内閣参与:購買力平価からすると120円はかなり円安
内閣官房参与の浜田宏一・米エール大名誉教授は13日夜のBSフジの「プライムニュース」で、購買力平価からすると「120円はかなり円安。105円ぐらいが妥当」との見方を示した。
浜田氏はアベノミクスに関する討論で、円安について「トヨタなど輸出企業はもうかっている。円高時代にもうけていた輸入企業は損を出している」とメリットとデメリットを挙げた。その上で「日銀の金融政策はうまく働いている」と述べた。

そりゃあ、安倍政権の重要なブレーンの一人がこんなことを発言したら、「今後の追加緩和はない」と言ったも同じこととして捉えられるのは火を見るよりも明らかなはず。本人も拙いと思ったのか、翌日の通信社とのインタビューで「1ドル=120円は許容範囲」と発言し、前日の失言を否定していましたが。これを受けて、一時120円台まで値を戻しました。

しかし、そんな口先介入の市場に与える影響など長続きするはずもなく、今週に入ると一気に118円台まで下落。それでも昨日、欧州市場が開いた頃から再びドル買いに向かい、本日は119円台半ばまで値を戻してきました。週末に向かっては、118円台前半で下支えされるものの、上値は重い展開が続きそうです。

最後に、ユーロ/米ドルを見てみましょう。先週は米経済指標が市場予想より弱かった結果を受け、一時は大きく買い戻される展開になりました。また、ドラギ総裁が記者会見で何者かに襲撃を受けるという事件があり、会見が一時中断するという事態にまで発展しました。

しかし、何事もなく会見が再開されたことは不幸中の幸いだったと思います(でも、こうしたハプニングが起こること自体、ユーロ圏が不安定である証拠なのだと再認識させられましたが)。その発言内容ですが、マイナス金利を含めたQE継続でユーロ安の方向性に変更はないようです。

今週発表される経済指標次第で1.1ユーロ/ドル程度まで上振れの可能性は否定できませんが、年末に向けパリティ(1.0ユーロ/ドル)へ向かう方向性に変わりないと思います。

20 4月 2015

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