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通貨ペア別スプレッドを一覧表で比較

hikaku_spread

投資家にとって取引の回数次第でコストパフォーマンスが変わってきますので、FX会社を選ぶ際にはスプレッドが重要です。

しかし
「スプレッドの仕組みがイマイチ分からない」
「スプレッド差でどれくらい金額に違いがある」

という方もいらっしゃるとでしょう。

この記事を読むことで、スプレッドの仕組みや注意点などをしっかり理解できるはずです。

 

ここからはスプレッドについて詳しく説明していくよ!
ハッシーよろしく!!

スプレッドの仕組みや意味

ここではスプレッドについて詳しく説明していきます。

投資を行う上で、とても重要なのでしっかり理解していきましょう。

FXにおけるスプレッドとは?

FXにおけるスプレッド(spread)は、簡単に言うと「買値」「売値」の差額を指します。

たとえばドル円のレートが100.10~100.13の場合、スプレッドは3銭ということです。

日本語に直訳すると「広がり」という意味になるように、その通貨ペアの二つの市場価格の差分を表しています。

   

よくニュースで見かけるこの数字は「買値」と「売値」のことをいっていたのか・・!
そうだよ!ちなみに、この2つの価格は業者がレートを提示しているんだけど2wayプライスと呼ぶんだ。
トレーダーは「買値」で売って「売値」で買って取引していくんだよ!
へぇ~!

買値と売値が絶えず変化し続けているのと同様、基本的にスプレッドの数値は一定ではありません。

通貨ペアあるいは取引する時間帯によって大きく異なります。

スプレッドが大きいほどエントリーしてから利益が出るまでに時間がかかるため、発注する際にはその通貨ペアのスプレッドに細心の注意を払う必要があります。

BIDとASKとは?

通貨ペアのレート表示は、BIDとASKの2種類の数値によって構成されています。

  • BID:売値
  • ASK:買値

私たちが買い注文を出すとき、現在のASKのレートでエントリーすることになります。

なんでBIDとASKは数字が一緒じゃないんだ?!
残念ながら一般的にBIDとASKは同値ではなく、ASKの方が少しばかり高めに設定されているんだよ。
例えば中古買取をやっているお店などは安く買って高く売らなければ利益がでないでしょう?BIDもASKもその仕組みと同じなんだよ!

   
したがって、買い仕掛けたポジションをすぐに売ったらスプレッド分の損失が発生してしまいます。

まとまった利益を確保するためには、最低でもBIDがASKを上回るまで待たなければなりません。

短期間で決済するつもりなら、少しでもスプレッドの狭いシチュエーションを狙った方が得ということです。

なるほどな~!
いくら狭いとこを選んでも突然スプレッドが広く拡大!!なんてこともあるから注意が必要だよ。
ひたすら損切・・。なんてことにはならないようにね!
オレは、特に気をつけないとだな・・

会社に支払う手数料

FX業者は慈善事業で為替取引のサービスを顧客に提供しているわけではありません。

システムを利用する以上、トレーダーがその会社に所定の手数料を支払うのは当然の義務です。

従来、利用者は売買注文が約定する度に「取引手数料」を業者に支払っていました。

しかし最近では新規顧客を確保するために、多くのFX業者で取引手数料の無料化が進んでいます。

マジかよ~!無料ならすぐにでも億万長者になれるじゃねーか!!

手数料を気にすることなく取引に専念できるのはトレーダーにとって非常にありがたい条件と言えるでしょう。

とはいえ、決して手数料が無くなったわけではありません。

業者はとある形でトレーダーから隠れ手数料を徴収しています。

ん??隠れ手数料・・・??なんだっけ?さっきチラッとみかけたな・・
僕わかっちゃた~!!ASKとBIDの差額のスプレッドだね!!
おいベア。お前!・・・ってかいつからいたんだよ!
最初からいたよ~♪

   

たとえばASKが1ドル100.13円でBIDが1ドル100.10円の場合、実に3銭分の手数料を支払っていることになります。

1万通貨取引で、ほんの数百円程度の手数料ですが、気にしないでいると次第に膨れ上がります。

ベアくん。大正解~!!ブルくんもおしい!!
ちりも積もればなんとやら。何十回、何百回と取引を繰り返していたら無駄なトレードコストを払うことになってしまうんだ!
だから取引手数料無料に惑わされずスプレッドにも注意が必要なんだよ!

スプレッドを一覧表で比較しよう

ここでは各社のスプレッドを一覧にしました。

FX会社各社のスプレッドを把握し、取引コストを考えた上でFXをはじめてみるのはいかがでしょうか?

※低い順に赤字で表記しています。

会社名・サービス名 米ドル円

並べ替え
ユーロドル
並べ替え
ユーロ円
並べ替え
ポンド円
並べ替え
豪ドル円
並べ替え
NZ円
並べ替え
ポンドドル
並べ替え
カナダ円
並べ替え
DMM.com証券
(DMM FX)DMM FX
0.2銭
原則固定
0.9pips
原則固定
0.5銭
原則固定
1.0銭
原則固定
0.7銭
原則固定
1.2銭
原則固定
1.0pips
原則固定
1.7銭
原則固定
GMOクリック証券
(FXネオ)GMOクリック証券
0.2銭
原則固定
0.4pips
原則固定
0.5銭
原則固定
1.0銭
原則固定
0.7銭
原則固定
1.2銭
原則固定
1.0pips
原則固定
1.7銭
原則固定
インヴァスト証券
(シストレ24)FX24
0.3銭
原則固定
0.3pips
原則固定
0.5銭
原則固定
1.0銭
原則固定
0.6銭
原則固定
1.7銭
原則固定
1.4pips
原則固定
1.9銭
原則固定
FXプライム byGMO
(選べる外貨)FXプライム byGMO
0.6銭※
原則固定
0.6pips※
原則固定
0.9銭※
原則固定
1.8銭※
原則固定
1.3銭※
原則固定
2.0銭※
原則固定
1.8pips※
原則固定
1.7銭※
原則固定
マネースクエア
マネースクエア
4.0銭 1.0pips 2.0銭 3.0銭 6.0銭 8.0銭
ヒロセ通商
(LION FX)ヒロセ通商
0.2銭
原則固定
0.3pips
原則固定
0.4~0.9銭 0.9銭
原則固定
0.5銭
原則固定
0.7銭
原則固定
0.8pips
原則固定
1.7銭
原則固定
外貨ex
(外貨ex)外貨ex
0.2銭
原則固定
(例外あり)
0.3pips
原則固定
(例外あり)
0.4銭
原則固定
(例外あり)
0.8銭
原則固定
(例外あり)
0.5銭
原則固定
(例外あり)
0.7銭
原則固定
(例外あり)
1.0pips
原則固定
(例外あり)
0.7銭
原則固定
(例外あり)
ゴールデンウェイ・ジャパン
(FXTF MT4)ゴールデンウェイ・ジャパン
0.1銭
原則固定
(例外あり)
0.2pips
原則固定
(例外あり)
0.4銭
原則固定
(例外あり)
0.7銭
原則固定
(例外あり)
0.5銭
原則固定
(例外あり)
2.4銭
原則固定
(例外あり)
0.7pips
原則固定
(例外あり)
2.4銭
原則固定
(例外あり)
外為オンライン
(外為オンライン)外為オンライン
1.0銭
原則固定
1.0pips
原則固定
2.0銭
原則固定
3.0銭
原則固定
3.0銭
原則固定
6.0銭
原則固定
3.0pips
原則固定
5.0銭
原則固定
ひまわり証券
(マージンFX)ひまわり証券
1.0銭
原則固定
2.0pips 3.0銭 6.0銭 4.0銭 7.0銭 5.0pips 7.0銭
外為ジャパン
(外為ジャパンFX)外為ジャパン
0.2銭
原則固定
(例外あり)
0.4pips
原則固定
(例外あり)
0.5銭
原則固定
(例外あり)
1.0銭
原則固定
(例外あり)
0.7銭
原則固定
(例外あり)
1.2銭
原則固定
(例外あり)
1.0pips
原則固定
(例外あり)
1.7銭
原則固定
(例外あり)
セントラル短資FX
(FXダイレクトプラス)セントラル短資
0.2銭
原則固定
(例外あり)
0.3pips
原則固定
(例外あり)
0.4銭
原則固定
(例外あり)
0.9銭
原則固定
(例外あり)
0.4銭
原則固定
(例外あり)
0.9銭 0.8pips 0.9銭
FXブロードネット
(FXトレーディングシステムズ)FXブロードネット
0.2銭
原則固定
(例外あり)
0.3pips
原則固定
(例外あり)
0.5銭
原則固定
(例外あり)
1.0銭
原則固定
(例外あり)
0.6銭
原則固定
(例外あり)
1.3銭
原則固定
(例外あり)
2.6pips
原則固定
(例外あり)
4.8銭
原則固定
(例外あり)
みんなのFX
(トレイダーズ証券)みんなのFX
0.2銭
原則固定
(例外あり)
0.3pips
原則固定
(例外あり)
0.4銭
原則固定
(例外あり)
0.9銭
原則固定
(例外あり)
0.6銭
原則固定
(例外あり)
0.7銭
原則固定
(例外あり)
0.8pips
原則固定
(例外あり)
1.5銭
原則固定
(例外あり)
SBIFXトレード
(SBIFXTRADE)SBIFXトレード
0.27銭 0.38pips 0.49銭 0.99銭 0.69銭 1.19銭 0.89pips 1.69銭
マネーパートナーズ
(パートナーズFX)マネーパートナーズ
0.3銭
原則固定
0.3pips
原則固定
0.4銭 0.9銭
原則固定
0.6銭 1.2銭
原則固定
0.8pips
原則固定
3.8銭
原則固定
アイネット証券
(アイネットFX)アイネットFX
0.7~1.0銭 0.7~1.5pips 1.4~2.0銭 2.0~5.2銭 1.5~4.0銭 2.0~6.5銭 1.4~3.5pips 2.5~5.5銭
SBIネオトレード証券
(ライブスターFX)SBIネオトレード証券
0.9銭 1.4pips 1.9銭 3.4銭 3.2銭 3.6銭 2.8pips 3.1銭
楽天証券株式会社
(楽天FX)楽天FX
0.2銭 0.4pips 0.5銭 1.0銭 0.7銭 3.9銭 1.0pips 3.9銭
フォレックス・ドットコム
(FOREX.com)フォレックス・ドットコム
0.8銭 0.9pips 1.0銭 1.0銭 1.2銭 2.1銭 1.2pips 2.0銭
サクソバンク証券
フォレックス・ドットコム
0.1~0.5銭 0.2~0.6pips 1.1~1.4銭 0.6~0.9銭 1~1.3銭 1.1~1.5銭 1.2~1.7pips 21銭
為替ライフ
(為替ライフくりっく365)為替ライフ くりっく365
3.5銭 4pips 4銭 5銭 4銭 3銭 5pips 5銭

※ みんなのFXはAM9:00~翌日AM0:00の時間帯のスプレッドです。その他の時間帯は0.6~1銭となります。
※ 外為ジャパンはAM9:00~翌4:00の時間帯のスプレッドです。その他の時間帯は流動性の低下等によってが拡大する可能性もあります。
※FXプライム byGMOの取引手数料は原則無料です。
※ヒロセ通商の米ドル円、英ポンド円のスプレッドはAM10:00~翌AM4:00の値です。

低スプレッドでおすすめの業者ランキングTOP3

ここでは、スプレッドが安く低コストで取引できるおすすめFX業者を紹介しています。

業者選びの際の参考にしてください。

SBI FXトレード

SBIFXトレード

スプレッド:米ドル円0.27銭

SBI FXトレードは、取引数量に応じてスプレッドが変わり、米ドル円であれば1〜1万通貨0.27銭、1万1通貨以上は0.29銭です。

他の通貨ペアも業界最狭水準のスプレッドを実現しているため、低コストで取引ができます。

また、1通貨から取引できるため、数百円程度の少額資金でスタートすることが可能です。取引ツールも使いやすく初心者も安心して利用できます。

GMOクリック証券

GMOクリック

スプレッド:米ドル円0.3銭原則固定
GMOクリック証券FXネオは、米ドル円をはじめさまざまな通貨で低コストの取引が可能です。

スワップポイントも高水準なため、短期〜長期まで幅広い投資戦略に向いています。

プラチナムチャートプラスやGMOクリックFXアプリなど、高機能でありながら初心者でも使いやすい取引ツールも揃っているため安心です。

DMM FX

スプレッド:米ドル円0.2銭
DMM FXは、業界最狭水準のスプレッド&最高水準のスワップポイントで、取引に応じて独自のポイントが貯まり、貯まったポイントは現金化もできます。

LINEから問い合わせができ、24時間サポート対応しているなど初心者でも安心です。

シンプルで操作しやすい取引ツールが揃っていて、スマホアプリは直感的な操作ができます。

業者や通貨によって違うスプレッド幅

FX業者がトレーダーに提示している為替レートは、カバー先の金融機関が為替市場で実際に取引するレートを参考に決定されています。

提携しているカバー先の金融機関の数や規模は業者によって千差万別。

スプレッドはFX業者の儲けとなる取り分も含まれているため、スプレッド幅は会社ごとに大きく異なります。

ココがチェックポイント
初心者にはどこの会社も同じように見えるかもしれないけど、トレードコスト面を考慮するなら
各業者のスプレッド幅は事前にチェックと比較をしっかりすることをおススメするよ! >>スプレッドの表を見る

 
 
 

通貨ペアによって異なる

スプレッド幅は、同一のFX業者でも取引する通貨ペアによってかなり異なります。

たとえばGMOクリック証券の場合

  • 米ドル/円:0.3銭(原則固定)
  • ユーロ/円:0.5銭(原則固定)
  • ポンド/円:1.0銭(原則固定)
  • カナダ/円:1.7銭(原則固定)

通貨ペアによって値動きのパターンが異なるように、スプレッド幅も均一ではありません。

あまりにもスプレッド幅が大きい通貨ペアは、エントリーして数秒~数分で決済するスキャルピング取引に不向きだから注意が必要だよ。
トレードスタイルをよく吟味したうえで各通貨ペアのスプレッドをチェックする必要だね。

どのぐらい変わるのか比較

ここからは米ドル/円のスプレッドが各FX業者でどのくらい異なるのか一番上部にある図の米ドル/円を参考に比較して見ていこう!
0.2銭以下に設定しているリーズナブルな業者

0.3銭に設定している業者

0.5~0.6銭に設定している業者

1.0銭に設定している業者

>>他の業者のスプレッドも見てみよう

また、取引する時間帯によってもこのスプレッド幅は変化します。

特に顕著なのが、重要経済指標発表前後や大手金融機関破綻のニュースなどが流れて相場が急変する時です。
   

短時間のうちにすさまじい勢いで為替レートが動くので、注文を処理するために一時的にスプレッドを広げざるを得なくなるのです。

普段は0.3銭のスプレッドで取引できる米ドル/円が、このタイミングでは1.5~2.0銭のスプレッドでの取引を余儀なくされます。

え・・。5倍も!
げっ。
ベアくんのいう通り、その差は実に5倍なんだ。だから短期取引派の方にとってすごくに不利になるんだよ!

なぜ差が生まれるのか?

FXの為替レートは絶えず変化し続けています。

FXトレーディングツール上に表示される為替レートは、実際に銀行間で取引されている取引価格をもとに各FX業者が独自に決定しているため、会社ごとにわずかながら差異が生じます。

スプレッドも同様。FX業者はトレーダーの注文を受けた際にその分の通貨を提携銀行から通達してカバーをするけど、あまりにも変動が大きすぎるとその処理が間に合わなくなる恐れがあるんだ。
ということは、スプレッドを拡大して、その損失リスクを防いでいるってことか?
そうだね・・実際は、どの程度スプレッドが広がるかその時になってみないと分からないけど。
カバー先の銀行数が少ない業者ほど予想のつかないスプレッド幅になる可能性があるよ!
そうか。そういうところは要注意ってことだな!

スプレッドの差は重要

たかが数pipsと思う方がいるかもしれませんが、スプレッドの差は決して軽視できません。

10万通貨保有している場合、為替レートが3pips動いただけで損益が3000円。

スプレッドが30pipsも広がったタイミングで決済したら、本来の利益が3万円も減ってしまう計算になります。
   

これは相場急変時の取引に限ったことではないのです。

1回あたりのスプレッド幅の差が1銭でも、何十回、何百回と取引を繰り返していけば、せっかくの利益が無駄に目減りすることになるんだ。
スプレッドは少しでも狭い方が良いんだね。
そうだね。だからFX業者を選別する時は、スプレッドのデータをしっかりチェックすることを忘れずに!

スプレッドの「原則固定」とは?

FXのスプレッドには大きく分けて「変動制」と「固定制」があります。

固定スプレッド 一定で均一化されている
変動スプレッド 相場の状況に応じて幅が変化する

   

流動性が高い時は狭いですが、週末や株式市場が休場の時など流動性が低下している時にはスプレッドが著しく広がります。

業者が公式ホームページ上で紹介しているスプレッド幅はあくまで平均値であり、実際に自分が取引する際にはもっと広いスプレッドを提示されることが少なくありません。

常に同じスプレッド幅で取引できるから、簡単に損益を計算しながら取引できる魅力があるよ。
ただし、多くの業者が「原則固定」と記載しているように、絶対にスプレッド幅が変化しないというわけではないんだ。
それってどういうことなんだ??
米雇用統計発表前後など極端に売買傾向が偏って流動性が低下する局面ではスプレッドが拡大する可能性があるということなんだ。
でも原則固定のスプレッドの方がトレーダーにとって取引しやすい環境にあるよな?
そうだね。ブル君のいう通り、スプレッドに着目してFX業者を選ぶなら、なるべく原則固定スプレッドを採用している所を選ぶ必要があるね。

銭とpipsの違いと意味

FXは金銭を扱う分野なので、単位の意味を正確に理解しておく必要があります。

ドル/円取引でよく出てくるのが「銭」と「pips」という単位です。

明治初頭の1871年に政府は通貨の基本単位を「円」。

・円の100分の1を「銭」
・1000分の1を「厘」

と制定しました。

 
戦後の1953年に1円未満の少額貨幣である銭と厘は使用されなくなりましたが、FXでは0.01円分の為替レートの差を表す際に用いられています。

一方pipsは、Percentage in pointsの略です。

簡単に言えば、為替レートの変動を表す最小単位のことです。

ドル円が1ドル100.05円から100.06円になった時、「1pips円安に振れた」と表現されます。
   

従って、対円の通貨ペアの場合は1pips=1銭となり、対ドルの通貨ペアの場合1pips=0.01セント(0.0001ドル)という計算になります。

なんで銭を使わないの?
馴染み深いという理由で銭を使う方もいるけれど、一般的にFXでは為替レートの差分を表す時はpips(ピプス)を使うんだ。
その理由は、取引結果を正確に評価するためなんだ。
なるほど~そうなんだ!

参考

pipsの概念はFX初心者にはわかりづらいものです。

実際のケースを参考にして理解を深めていきましょう。

まず、仮に米ドル円の為替レートが107.00円から107.03円に変動した場合、3pips(3銭)ドル高円安に傾いたと表現されます。

しかし最近では、上記図のように、米ドル円を小数点第3位(113.989など)まで表示するFX業者も多いです。

この場合、米ドル円のBID113.989とASK113.992の差は0.003で、0.3pipsと表現されます。

また、ユーロ米ドルの場合は、BID1.15950とASK1.15954の差は0.00004で、0.4pipsユーロ高ドル安に傾いたと表現されるのです。


 
そのため、上記のレートの場合、BIDとASKの差は0.3pipsと表現します。
 

 
上記のユーロ米ドルの場合は、1.13553−1.13549となり、差は0.4pipsです。

FXは、pipsで表現するケースが多いため、すぐにイメージできるように少しずつ慣れていきましょう。

トレードスタイルとスプレッドの差

ここではトレードスタイルとスプレッドの関係について説明していきます。

デイトレードの場合

日中の値動きで取引を完結するデイトレードの場合、一度エントリーしたポジションは数十分~数時間程度のスパンで決済されます。

目安となる利幅は数十pips前後。

自分の生活スタイルに合わせて好きなタイミングで取引できる強みがあります。

デイトレードでは多くても一日に数回程度しか取引しないので、スプレッド幅はそれほど重要な要素ではありません。

たとえスプレッド幅の広い業者でも、じっくり好機を待って利益を確保することは十分に可能です。

もちろんスプレッドは狭い方が良いに越したことはないけど・・
けど・・??
あまり神経質になっても仕方がないところもあるよ。
むしろ、取引シグナルが出た際に確実にエントリー・決済できる約定力を重視して利用するFX業者を選別した方が良い結果を生む確率が増えるよ。
そうなんだ~

>>デイトレードの方法や特徴をここでチェックしよう!

スキャルピングの場合

相場の流れに乗って最短時間で利益を積み重ねていくスキャルピング取引の場合、一度エントリーしたポジションは数秒~数十秒程度のスパンで決済されます。

目安となる利幅は数pips前後。

一回当たりの利益は少額ですが、長期保有するスイングトレードやデイトレードに比べて高い勝率を実現できる強みがあります。

   

スキャルピングにおいてスプレッド幅は極めて重要な要素だよ!
スプレッド幅が広い業者だと利益が出るまでに時間がかかり過ぎてしまい、スキャルピングに多大な支障が出てしまう可能性があるんだ・・
最悪、決済のタイミングを逸して大損失に発展する可能性があるってことか・・

スプレッド幅が狭ければ、その分利益確定までの間隔も狭めることが出来ます。

安定した収支を実現するためには、たとえ1銭でもスプレッド幅の狭いFX業者を選ぶことが肝心です。

スキャルピングに関する記事は以下からでもチェックできるよー
スキャルピング向けおすすめFX業者
FXでスキャルピングはなぜ禁止される?取引できる業者は?

スプレッドの注意点

スプレッドの差が命取りになる
FXトレードにおいてスプレッドは常にトレーダーを悩ませる問題です。

為替相場の大半は値幅の狭いレンジ相場であり、ほんの数pipsの差で利益確定のチャンスを逸してしまうことがあります。

スプレッド幅の大小がFXの勝率を大きく左右しかねません。

特にスキャルピングのような短期取引をしている方は、スプレッドに細心の注意を払う必要があるんだ。
相場の状況が急変すると平常時とは打って変わってスプレッドも急激に拡大し、いつもと同じ要領ではエントリー・決済できなくなってしまう恐れがあるんだよね?
そうなんだ!たかが数銭と軽視できないので、スプレッドは少しでも狭いに越したことはないんだよ

スプレッドは時間帯によって大きく変動する

各FX業者が顧客に提示しているスプレッドは、公式ホームページ上で簡単にチェックすることが出来ます。
DMM FXのスプレッド表
  

しかし、公開されている情報だけを鵜呑みにしてはいけません。

なぜなら、スプレッドは一定ではなく時間帯によって様々に変化するからです。

公式にはスプレッド5銭と言われていても、実際に市場にアクセスしてみると10銭近くのスプレッドを提示される場合があります。

特に、毎月第一金曜日に発表される米雇用統計など大きな値動きが発生するタイミングにはその傾向が顕著になります。

少しでもスプレッドの狭い業者を利用したいと思うのはトレーダーとして当然の願望。

FX業者は顧客を集めるために若干見栄を張ったスプレッド条件を公開しているということを肝に銘じておこう。
業者が本当に自分のトレードスタイルに合う所なのか調べるためにも、いろいろな時間帯にデモトレードを行うことだな
ブル君の言う通り、自分で確認する手間を惜しまないことが重要だよ

  

スプレッドは狭ければよいというわけではない

スプレッドはトレーダーにとって手数料にあたるコストなので、出来るだけ少ない方が助かります。

新規取引口座を開設する際、スプレッドの狭い業者を候補に挙げるのは当然の成り行きと言えるでしょう。

しかし、スプレッドが狭いFX業者=良い業者と決めつけるのは感心しません。

自社の収益源であるスプレッドを狭めるということは会社にとって大きなリスクに違いはないんだ。

スプレッドを狭めた分の代償はどこか別の部分に必ず現れます。

  • スワップポイントが少なくなる
  • 約定力の低下

約定力の低下は厄介です。

スリッページが起きて自分の意図した為替レートで取引出来ないようなサーバでは収支が安定しません。

むしろ他の業者より不利になる可能性すらあるってことだな・・・

その業者の取引環境は実際に試してみなければ分かりません。

スプレッドの数値だけを追い求めず、取引のしやすさを総合的に判断するようにしましょう。

固定スプレッドにも欠点はある

スプレッドには主に2種類のパターンがあります。

  • 変動スプレッド:時間帯によって絶えず幅が変化
  • 固定スプレッド:均一化されている

突然スプレッド幅が拡大しかねない変動スプレッドより、固定スプレッドの方が安心して取引できる強みがあります。

しかし、固定スプレッドも決して万能ではないということに注意しましょう。

完全固定ではない「原則固定」のスプレッドの場合、あまりにも値動きが激しすぎる時や流動性の低い時間帯にはスプレッドが広がってしまいます。

固定スプレッドには相場が急変した時に備えて当初から広めに設定されているという短所があります。

取引回数を重ねていくうちにスプレッドのコストがかさみ、実際には変動スプレッドで取引した方が得だったという展開になってしまう可能性も否めません。

どの時間帯を狙って取引するのか、自分のトレードスタイルに合ったスプレッド方式を選択することが重要だよ!

スプレッド縮小キャンペーンを有効活用しよう

普段スプレッド幅の広い業者でも、不定期に実施される「スプレッド縮小キャンペーン」を利用すれば低スプレッドでの取引が可能となります。

時には平常時の半分程度までスプレッドが狭まることもあり非常にお得です。

各FX業者の大人気企画なので、期間限定ではあっても何度も開催されていることも。

ぜひ定期的にこちらのページでFX業者のキャンペーンをチェックしましょう。

まとめ

今回は、スプレッドの仕組みや注意点などについて紹介いたしました。

あらためてここで紹介した大事なポイントをまとめると、次の4点が挙げられます。

  • スプレッドは取引コストでFX業者によって異なる
  • 短期トレードは低スプレッド業者が特におすすめ
  • 時間帯によって変化したり狭いことで弊害が出ることもある
  • スプレッドはFX業者を選ぶ際の1つの比較ポイントとして考える

これからFXを始める方や業者選びで迷っている方は、ぜひここで紹介した内容を参考にしてみてください。

 

ここまで、いかがでしたか?
FXの取引コストには取引業者に入る取引手数料とスプレッドがあるけれど、多くの取引業者は手数料を無料にしているからこのスプレッドが実質的な業者の利益(手数料)になるんだ。取引業者ごとにスプレッドは違うから取引の際は確認することが必要だよ!
スプレッドって原則固定のところが多いけど取引業者によってスプレッドも様々なんだね~。
そうそう。だから現在の為替レート・過去のチャートの見方もしっかり把握してから取引することが大切なんだよな?ハッシー。
その通りだよ!通貨の価格には売値(Ask)と買値(Bid)があって投資家が通貨を買うなら売値の価格、通貨を売るなら買値の価格で取引するんだ。だいたい売値の方が価格は高いからこの売値と買値の差『スプレッド』に気をつけて取引を行うことが重要。最近は最小のスプレッドが0.3銭程に抑えられてるスプレッド業者も増えてるから、自分の投資スタイルにあった取引方法で取引していきましょう!>>>注文方法の詳細はコチラ『指値注文』
スプレッドも通貨ペア次第では異なるからそこにも注意が必要だね!
トレードスタイルだって『デイトレード』・『スキャルピング』かによってもスプレッドはかなり重要になってくるからな!気をつけるポイントがたくさんあるぜ~?
二人共だいぶスプレッドの大事さに気づいたようだね~♪スプレッドが狭くてスワップポイントが高い業者はなかなか存在しないから、伸び悩んでいる人は他の業者もチェックすることをオススメするよ!>>>スワップポイントについてはコチラ
スプレッドの狭さをうまく利用して利益が出るように頑張っていこう!
たくさん利益を出せるように僕も頑張ろ~!
おう。そうだな!

16 10月 2023

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