移動平均線
移動平均線は、過去の一定期間の価格(為替の場合はNY市場の終値を使用)の平均値をグラフ化したものでチャート分析における一番基本的でわかりやすい指標かもしれません。湾曲した曲線がマーケットのトレンドを表します。
移動平均線を効果的に用いる
移動平均線は、相場の流れを捉えることはもちろんのこと、相場のサポートやレジスタンスになったり、ゴールデンクロスやデッドクロスを見極めることで売買サインを効率よく見つけることができます。まずは、基本的で代表的な売買シグナルを紹介します。
左図(1)は、ゴールデンクロスと言われます。短期移動平均線が上昇基調の長期移動平均線を下から上抜く形です。安値圏にあった相場が下げ止まった後に、この形が見ることができると上昇トレンドが形成される可能性が高いです。短期移動平均線の上昇角度が鋭いほど強い上昇トレンドを表します。
(2)は、長期移動平均線が短期移動平均線の支持線(サポートライン)としての役割を担う時です。短期移動平均線がに接近するものの下抜けせずにそのまま上放れた場合、それまでのトレンドが継続されることが多いです。マーケットがトレンドを形作っている過程にある時に移動平均線を注意深く観察すると、このようなシグナルを発見することができます。
左図(1)は、デッドクロスと言われるものです。短期移動平均線が上昇基調の長期移動平均線を上から下抜くことからそう呼ばれます。長く上昇トレンドが続いた後の高値圏でこの形ができると、反転し、下降トレンドに入る可能性が高いです。短期移動平均線の下落角度が急なほど強い下降トレンドを表します。
(2)は、長期移動平均線が短期移動平均線の抵抗線(レジスタンスライン)としての役割を果たします。長期移動平均線の下にある状態の短期移動平均線が上昇し、長期移動平均線に接近するものの上に突き抜けることができずに、再度反落した場合、それまでの下降トレンドが継続されることになりがちです。こうした少しの兆候を見逃さないことが、その後の上手な取引へとつながっていきます。
グランビルの法則で移動平均線の位置関係を見る
移動平均線を用いた利用方法にグランビルの法則があります。買いサインと売りサインの計8つの売買ポイントを紹介します。
- 移動平均線が下落を続けた後、横ばい又はこれから上昇しそうな局面で、価格が移動平均線を上抜いた時。
- 移動平均線の上昇時、移動平均線の上にある状態の価格が移動平均線を下回った時。
- 上昇している移動平均線の上に価格がある状態で、価格が下落したものの、移動平均線がサポートラインの役割を果たし、反発した時。
- 下落過程の移動平均線の下にある価格が、大きくかけ離れて下落した時。(短期反発期待)。
- 長期的な上昇後の移動平均線が横ばい、又は下落に転じた局面で、価格が移動平均線を下抜けした時。
- 下降している移動平均線の下にある価格が、移動平均線を上抜けした時。
- 価格が下落している移動平均線の下にある状態で、移動平均線がレジスタンスとして機能する時。
- 上昇している移動平均線の上に価格がある場合、そこからかけ離れて急騰した時。
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