世界経済に影響を与える中国経済の状況を把握する

中国は世界トップクラスの経済大国ということもあり、中国経済が世界に与える影響は計り知れません。

しかし、

「中国経済が減速しているのは本当?」
「どんな経済指標に注目したらいい?」

など、中国経済に対して疑問を持っている人も多いことでしょう。

そこで今回は、中国経済の特徴や見通し、重要経済指標などについて紹介しています。

この記事を読むことで中国経済の動向や重要経済指標を知ることができ、取引がしやすくなりますので、参考にしてください。

中国経済の特徴

まずは、中国経済の特徴について見ていきましょう。

大まかな部分でも特徴を把握しておけば、ファンダメンタルズ分析がしやすくなりますし、リスク管理にも役立ちます。

アメリカに次ぐ世界トップクラスの経済大国

中国は1978年から経済開放政策を推進したこともあり、多くの外資系企業が積極的に進出をしています。

現在ではアメリカに次ぐ世界2位の名目GDPで、日本の2倍以上の経済規模を誇る国です。

2017年時点名目GDP
アメリカ 19兆4,854億ドル
中国 12兆146億ドル
日本 4兆8,732億ドル

その経済規模の大きさから、2015年のチャイナショックでは世界の金融市場に大きな影響を与えました。

世界一の人口を抱え、2030年までは人口が増え続けると見られており、このまま経済成長が続けば2030年代にはアメリカを抜いて世界一の経済大国になると予測もされています。

シルクロード地域に積極投資をおこない、包括的な経済成長や開発をしていく一帯一路構想も各国に呼びかけ進めている状況です。

近年、さまざまな最新技術を用いたサービスがアメリカではなく中国から誕生するなど、世界トップクラスの経済大国となっています。

輸出大国

中国の輸出金額は2兆2,635億ドル(2017年)と非常に多く、機械設備やプラスチック、光学医療用機器、鉄鋼などの製品を中心に、アメリカや日本、韓国、欧州等へ輸出しています。

最近では米中貿易摩擦の問題もあり、輸出・輸入ともに落ち込んでいますが、輸出大国であることに変わりはありません。

アメリカとの関係

アメリカと中国は世界1位・2位の経済大国であり、お互い最大の貿易相手国です。

しかし、ここ最近は米中貿易摩擦など関係が悪化しています。

貿易戦争自体も、米中間の5Gやインフラ、安全保障の覇権争いという見方もあるくらいです。

中国通信機器大手のファーウェイの副会長がカナダで拘束された件やアメリカでのZTE制裁の件なども、安全保障上のリスクを排除することもありますが、国際特許出願件数が全企業の中で1位・2位のファーウェイ(2017年4,024件)、ZTE(2017年2,965件)を目の敵にしているためという話もあります。※2017年アメリカ5万6,624件、中国4万8,882件

昨年10月にはアメリカのペンス副大統領が中国を脅威とするスピーチをおこなうなど、アメリカと中国との関係性は決して良くはありません。

米中貿易戦争の影響もあり中国経済は減速していて、今後20年間でさらに急減速していくという予測も出ています。

中国人民元相場に影響を与える経済指標

中国人民元相場に影響を与える経済指標を知っておけば、相場分析がしやすくなり、売買タイミングも掴みやすくなります。

以下は、中国人民元相場に影響を与えやすい主な経済指標です。

経済指標 発表時期 日本発表時間
製造業購買担当者景気指数(国家統計局PMI) 毎月月末 10時頃
マークイット製造業購買担当者景気指数(財新中国製造業PMI) 毎月月初 10時45分頃
固定資産投資 毎月10日頃 14時30分頃
外貨準備高 毎月7日頃
中国主要70都市新築住宅価格指数 毎月20日頃 10時30分頃
貿易収支 毎月10日頃 11時頃
消費者物価指数(CPI) 毎月10日頃 10時30分頃
生産者物価指数(PPI) 毎月10日頃 10時30分頃
鉱工業指数(IIP) 毎月10日頃 14時30分頃
小売売上高 毎月10日頃 14時30分頃
国内総生産(GDP) 四半期ごと
(4月・7月・10月・1月中旬)
11時頃

上記すべての経済指標をチェックすることが難しい方は、特に重要度が高く影響力が大きい以下8つの経済指標だけでも追うよにしましょう。

  • 製造業購買担当者景気指数(国家統計局PMI)
  • マークイット製造業購買担当者景気指数(財新中国製造業PMI)
  • 固定資産投資
  • 外貨準備高
  • 中国主要70都市新築住宅価格指数
  • 貿易収支
  • 消費者物価指数(CPI)
  • 国内総生産(GDP)

この中でも最も重要度が高いのは、国家と民間の2つのPMI、国内総生産(GDP)、固定資産投資、貿易収支です。

また、米中貿易摩擦の件もあり、アメリカの貿易収支もチェックするようにしましょう。

アメリカの対中貿易赤字が拡大してしまうと、圧力が高まり、中国人民元相場が大きく変動する可能性があるためです。

>>経済指標とは?

中国経済の見通し

中国経済の現在やこれからについてどのような見方がされているかを知ることで、今後の投資戦略が考えやすくなります。

ここでは、中国経済の現在やこれからについて、どのような状況なのか確認していきましょう。

現在

13億人という世界一の人口を抱えていることもあり、これまで順調に経済成長を続けています。

富裕層も多く、中国人観光客の爆買いにより、中国だけでなく日本をはじめとした各国の経済に大きな影響を与えました。

しかし現在は、自動車の販売不振や農産物・機械類の取引減少など、米中貿易摩擦の影響もあり景気が失速気味となっています。

2018年10月〜12月期のGDP成長率は第3四半期に比べ0.1%減速の6.4%に留まりました。

また、2018年1年間のGDPは6.6%と、28年ぶりの低水準となっています。

昨年は中国の株式市場が28%も下落し、2019年に入るとAppleが中国の売上高予想を下方修正するアップルショックが起きるなど、中国の経済成長減速が表面化して多方面に影響が出始めている状況です。

見通し

米中貿易摩擦の影響もあり、今後の中国経済見通しは明るいものではありません。

イギリスのコンサルティング会社キャピタル・エコノミクスが発表した2019年グローバル経済報告書では、中国経済が今後20年間で急減速することが予想されています。

現在6%台のGDP成長率は、2028年〜2037年になるとGDP変化率の平均値が2%まで落ち込むと見られている状況です。

多くの機関・エコノミストが中国経済の今後は明るい未来ではないことを予想しています。

中国経済の実体

ブルームバーグが中国の空き家が5,000万戸と報じたように、これまでは市場価格上昇に乗じて過剰生産してきた不動産が、ここへきて住宅投資が大きく減少し、バブル崩壊が近づいてきているという見方があります。

中国政府の負債も増大していますし、企業負債は毎年平均で約220兆円も増え続けている状況です。

他にも、2018年12月に北京大学国際通貨研究所の上級研究員が、「中国の経済成長率は6.7%ではなく実は1.67%」という話をするなど、さまざまな指標が悪化していると見られています。

元々、中国の発表する経済指標等は実態よりもよく見せているという話もあるように、実際の中国経済は思っている以上に減速気味な可能性もあるため、しっかりと動向を注視するようにしましょう。

まとめ

今回は、中国経済の特徴や見通し、重要経済指標などについて紹介いたしました。

あらためて最後にもう1度大事なポイントをまとめると、次の4点が挙げられます。

  • 中国はアメリカに次ぐ経済大国でアメリカを抜いて世界1位の経済国になる予想もある
  • しかし、米中貿易摩擦の影響もあり経済成長の減速が顕著に表れている
  • 中国人民元を取引する際はGDPやPMIなど重要指標はチェックをする
  • 今後の経済見通しは決して明るくないため取引するのであれば慎重に

もし、中国人民元で取引する場合は、ここで紹介した内容を参考にして分析・取引をしてください。

中国のデータ
国名 中華人民共和国
首都 北京
通貨単位 人民元
表記 CHN(中国ではRMBと表される)
輸出先 香港、米国、日本、韓国
輸入元 韓国、日本、台湾、米国、ドイツ

 

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中国人民元ってマイナー通貨なんだね~
そうだよ!ここ最近の経済成長は著しいけど、FXで人民元が取引できるようになったのはここ最近の話なんだよ。
そうだったんだ!!意外だなあ。
昔は結構厳しく取り締まっていて、は中国本土のみのオンショア人民元の取扱しかなかったんだ。人民元は金利が高いから日本円で購入すると・・・。
スワップポイントがつく!!
そう思うよね。
違うの??
本来ならそうなんだけど、中国政府が自由に人民元を交換出来ないように特殊な仕組みをつくったんだ。マイナスのスワップポイントが付いてしまっていたんだ。
すげーな。おい。
これは市場には関係ない強制的な仕組みなんだ。だから、どうしても人民元を取引したい人は中国経済に連動しやすい香港ドルを買っていたんだよ。
だからマイナー通貨で取引量が少ないの??
確かにマイナー通貨だけど。2012年から海外投資向けの人民元ができたんだ。ちゃんとスワップポイントも付くよ!!でも人民元は中国政府に管理されているから、どこでも自由に取引出来るわけじゃないんだ。その流通量の低さから日本でも人民元/円が取引できる業者は本当に少ないよ!
なるほど!!
確かに人民元が取引出来るところは2~3社くらいしか見たこと無いぜ。FX業者なんて溢れる数ほどあるのに・・・。
そうだよね。ちなみにさっき説明したマイナスのスワップポイントが付いてしまうCNY(オンショア人民元)と海外投資家向けのCNH(オフショア人民元)は動きは似ているけど、完全に連動しているわけではないから区別しておこうね。
なるほどなー。日本も中国経済を頼るようになったし、世界から注目されているには確かだよね。
ふん、確かにな。一部では経済成長の鈍化も囁かれているようだが、まだまだこれからだとオレは思うぜ。
そうだね。人民元は経済成長とともに身近になったし、手軽にもなっているからこれからの更なる成長が楽しみでもあるよ。

14 1月 2016

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