デイトレードはポジションを次の日に持ち越さないので初心者にもおすすめ!
デイトレ―ドはしっかりと利益を得ることも可能な手法です。
しかし、FX初心者の中には
「デイトレードの特徴や取引の際のコツは?」
「デイトレードに向いている通貨ペアは?」
など、疑問があり、デイトレードを躊躇している人も多いことでしょう。
そこで今回は、デイトレードの特徴やコツ、通貨ペアの選び方、エントリー・損切りタイミングなどについて紹介しています。
この記事を読むことで、デイトレードへの理解が深まり、安心して取引を開始できるようになりますので、参考にしてください。
目次(もくじ)
デイトレードってどんな手法?
デイトレードとは、FXのトレード手法の1つで、1日で売買を完結させる方法です。
1日でトレードが完結するため、次の日にポジションを持ち越しません。
1回のトレードで10pips〜50pipsの利幅を目標とするのが一般的です。
デイトレード以外には、以下3つのトレード手法があります。
スキャルピング | デイトレードよりトレード時間が短く、数秒〜数分間で1日に数十回トレードをする。 >>スキャルピングとは? |
---|---|
スイングトレード | デイトレードよりトレード時間が長く、数日〜数週間で月に数回トレードをする。 >>スイングトレードとは? |
長期トレード | 最も期間の長いトレード手法で、数ヶ月程度ポジションを保有する。 |
デイトレードをするうえで大切な3つのコツ
デイトレードをするうえで大切なコツを事前に把握しておけば、勝率が高まる可能性があります。
特に、FX経験の浅い方はしっかりと確認しておくべきです。
ここでは、主な3つのコツについて紹介していますので、一つひとつ確認していきましょう。
1.利食い・損切り幅など取引ルールを決めておく
デイトレードをする際は、あらかじめ「売り・買いのどちらでエントリーするのか」「利食いと損切り幅(pips)はどれくらいにするのか」など、取引ルールを決めておくことが大事です。
事前に細かくルールを決め厳守するようにしましょう。
2.指値注文・逆指値注文を活用する
デイトレードは比較的トレード時間が短めの手法ですが、ポジション保有中に必ずしもチャートをチェックできるとは限りません。
チャートを見れない間に利確や損切りポイントを逃してしまっては大変です。
指値注文や逆指値注文を上手く活用し、チャートをチェックできない場合でも計画的に利確・損切りができるようにしましょう。
兼業トレーダーには非常に大事なことです。
3.得意とする相場でのみ勝負をする
デイトレードは1日のトレード回数が比較的多い手法です。
しかし、「デイトレードだから…」と、むやみやたらにエントリーしてはいけません。
「なんとなく」や「勢い」でエントリーをしても利益を出すことは難しいのがFXです。
必ず自分の得意とする相場・勝率が高い相場状況のときだけエントリーするようにしましょう。
そうすることで、自然と利益を積み上げていけるようになります。
デイトレードに向いている時間は?
デイトレードは短い時間で売買をするため、ある程度相場が動いていないと利益を狙うことが難しくなります。
相場にほとんど動きがない保ち合い相場だと、売買タイミングを捉えることも簡単ではありません。
そのため、相場の動きが比較的活発な以下の時間帯での取引がおすすめです。
9時〜11時頃 | 東京市場が開き相場が動きやすい |
---|---|
16時〜18時頃 | ロンドン市場が開き相場が大きく動きやすい |
22時〜24時頃 | ニューヨーク市場が開き重要な指標も数多く発表される |
※いずれも冬時間
もちろん、狭いレンジの保ち合い相場で利益を得ることもできますが、経験の浅い方であれば、相場が大きくトレンドが形成されている方が利益を狙いやすいです。
デイトレードでおすすめの通貨ペアと選び方
「デイトレードする際はどの通貨ペアを選べばいいのか」と考えている人も少なくないでしょう。
デイトレードは1日に数回〜数十回取引をしますし、通貨ペアによって特徴が異なるため、どの通貨ペアを選ぶかは非常に重要です。
ここで紹介するおすすめの通貨ペアや選び方について知っておけば、スムーズにデイトレードを始めることができます。
おすすめの通貨ペアは?
デイトレードをする際におすすめの通貨ペアは、以下の4通貨ペアです。
- 米ドル円
- ユーロ円
- ユーロ米ドル
- ポンド円
これらはメジャーな通貨ペアであり、適度なボラティリティもあるため、デイトレードに向いています。
選び方
デイトレードに向いている通貨ペアは以下4つの要素を備えているものがおすすめです。
- 相場が動く
- スプレッドが狭い
- 値動きが分かりやすい
- 情報量が多い
ある程度ボラティリティが高くないと大きな利益が狙えませんし、スプレッドが広く手数料が高ければ、ある程度の利食い幅が必要となってしまいます。
また、値動きがわかりづらく情報量が少ない通貨ペアだと相場分析が難しいです。
できる限り4つの要素を備えている通貨ペアを選ぶようにしましょう。
デイトレードのエントリーと損切りのタイミング
いきなりデイトレードをはじめてしまうと、どのタイミングでエントリーや損切りをしていいのかわからず困ってしまいます。
ここで紹介する、デイトレードのエントリータイミングと損切りタイミングを知っておくことで、はじめてのデイトレードでも取引がしやすくなるため安心です。
エントリーのタイミング
デイトレードのエントリータイミングはたくさんあります。
主なタイミングは以下のとおりです。
- レンジ相場で価格がレジスタンスラインをブレイクしたら買い
- 移動平均線のゴールデンクロスが出現したら買い
- ボリンジャーバンドの−3σに価格がタッチしたら買い
- 上昇トレンドで価格がサポートラインまで下がり反発したら買い
- 価格がサポートラインをブレイクしたら売り
- デッドクロスが出現したら売り
- ボリンジャーバンドの+3σにタッチしたら売り
など基本的には「ブレイク(突破)」か「バウンド(反転)」がエントリータイミングになります。
下の画像はサポートラインをブレイクし売りのサインが出たチャート画像です。
ブレイク・バウンドをして少し動きを見たうえで、エントリーをしましょう。
損切りのタイミング
損切りタイミングは投資資金や取引数量、レバレッジなどによって変わってきます。
そのため、自分自身で決めることが大事です。
デイトレードでは、1回のトレードで10pips〜50pipsの利幅を目標とするトレーダーが多いですが、損切り幅は利幅よりも小さくするようにしましょう。
利幅より損切り幅を大きく設定してしまうと、利小損大となってしまい、多くの損失を負い立て直しができなくなってしまいます。
たとえば、利食い幅が30pipsであれば、損切り幅は15〜20pipsあたりにするなど、損小利大になるよう設定することが大事です。
デイトレードと他の取引手法と比較
冒頭で説明したように、FXの取引手法にはデイトレードやスキャルピング、スイングトレード、長期トレードがあります。
これらの手法の中で、FX初心者に最もおすすめなのがデイトレードです。
スキャルピングは数秒単位で売買したりするため事前の相場分析力と売買判断が必要なため、初心者には難しい取引手法といえます。
スイングトレードや長期トレードなど、トレード期間が長いものになると、長期的な視点で相場動向を予測する必要があるため、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析による高度な相場分析力やノウハウが必要です。
デイトレードであれば、ポジションを次の日に持ち越さないため精神的な負担が少ないですし、ファンダメンタルズ分析があまり必要でないため、分析がしやすくなります。
デイトレードの次におすすめの手法をあげるのであれば、トレード期間が少し長くなるスイングトレードです。
まとめ
今回は、デイトレードの特徴やコツ、通貨ペアの選び方、エントリー・損切りタイミングなどについて紹介いたしました。
あらためで最後に、ここで紹介した大事なポイントをまとめると、次の4点が挙げられます。
- ボラティリティの高い時間帯を狙うことで利益が狙いやすい
- 「米ドル円」などメジャーな通貨ペアがデイトレードには向いている
- 取引ルールを守り得意相場でのみ勝負をすることが大切
- デイトレードは1日で完結するため精神的負担が少なく初心者にもおすすめ
デイトレードは初心者におすすめの手法ですが、まずは慣れることが大事です。可能であれば、デモトレードで試したうえで、実践使うようにしましょう。興味がある方は、早速、デモトレードでの取引を検討してみましょう。
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